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Netflixが初のトークショー番組!ゲストのバラク・オバマ前大統領から学ぶ大切なこと

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Netflixで初のトークショー番組「今日のゲストは大スター」が配信開始されました。

司会を務めるのは、有名なデヴィット・レターマン。

そして、最初のゲストに選ばれたのは第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ!

オバマ氏が何を考えていたのか、どんな人なのか余すことなく語っていました。

 

これってどんな番組?

1993年から22年間アメリカで大人気だった深夜トーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」で司会を務めていたデヴィット・レターマンがNetflixでトークショー番組として復活しました。

もしかしたら、レターマンの番組を見ていた方もいるかもしれませんね。

そのレターマンが毎回、1人ゲストを呼んで仕事から家庭まで幅広くトークを繰り広げる番組です。

撮影方法としては、舞台袖やら舞台下、さらには番組が始まる前にレターマンがゲストにアポをとる場面まで盛り込んでいて自由度の高いTEDのようなトーク・ショーって感じです。

トーク内容も真面目すぎず、ふざけすぎずを絶妙に提供するのはレターマンならではの素晴らしい司会があってこそかもしれません。

 

ここからは、第1回目のゲスト バラク・オバマ前大統領のトーク内容を紹介します。

 

大統領を辞めてからどうしてるの?

第44代アメリカ合衆国大統領を務めたバラク・オバマ氏ですが、大統領を辞めてからどうしてるのか僕も気になっていました。

やはり大統領の仕事量はすさまじく多忙だったそうです。

それもあってか今は、妻と休暇に行ったりとゆっくり過ごしつつも執筆活動などや財団を設立したりと活動的です。

ホッとしたというより、レースを走り終えた感覚に近い。

 

精一杯やったし結果にも満足で次に進もうという感覚だ。

 

物事がゆっくりになることに戸惑いつつも、次することにワクワクしているそうです。

 

オバマ氏が警鐘を鳴らすソーシャルメディアの偏り

選挙活動でいち早くSNSを活用し若者から支持を集めたオバマ氏ですが、ソーシャルメディアで起きている情報のフィルタリングについて警告しています。

こんな実験を紹介していました。

"リベラル"と"保守"と"中道"の3人にエジプトとGoogle検索させる。
すると、保守には"ムスリム同胞団"
リベラルには"タリハール広場"
中道には"ナイル川の観光スポット"が出てくる。

ートークから抜粋

この検索結果から集める情報によって自身の主義や主張がどんどん強化されていきます。

また、こんなことも言及しています。

Facebookでニュースを読む人が増えている。

狭い世界(オバマ氏は泡(バブル)と表現しています)に閉じ込められ、今の政治は極端に分裂してしまった。

解決策はあると思うが、時間をかけてよく考えるべき問題だ

 

SNSを選挙に活用した第一人者であるオバマ氏が訴えるのは、ソーシャルメディアの情報操作による狭い世界で私たちの主義や主張が偏ってしまうことです。

 

初のアフリカ系アメリカ人大統領に影響をあたえた人物

 アメリカ合衆国大統領でアフリカ系アメリカ人が選ばれたのはオバマ氏が初めてです。

その彼に影響を与え、支えた人物がいます。

1965年の公民権運動で活躍したジョン・ルイス氏です。

彼は、アラバマ州セルマでセルマ行進に参加し、警官に足を警棒で殴られ大けがをしています。

セルマの人口の半数ほどの黒人達は、差別と脅迫により有権者登録を妨害された。

デモ隊は、州都モンゴメリーまで行進を続けることで、警官隊達が合衆国憲法違反をしたことをアピールしようとした。

白人の知事はそのデモ行進が公共の秩序を乱す恐れがあるとしてこれを非難し、あらゆる手段を使ってデモの阻止を宣言。州兵やダラス郡保安官達が待ちかまえていたため最初の行進はたった6ブロック進んだだけであった。報道機関の目の前で、彼らは無抵抗のデモ隊に対して棍棒や催涙ガス、鞭などを使ってセルマに追い返した。

ー血の日曜日事件 Wikipediaより

 彼らは、この事件後も何度も行進を続け権利を勝ち取ります。

この勇気があってこそ、全てのアメリカ人に投票権があり、初のアフリカ系アメリカ人大統領になることが出来たのだとオバマ氏は話しています。

オバマ氏の全ての人を救済し、勇気を与えようとする政治はここから来ているのかもしれません。

 

これからは何をしていくの?

大統領を辞め、様々な活動をしているオバマ氏ですが若者のために財団を立ち上げています。

彼は、若者たちの背中を押し声を上げる勇気を与えたいそうです。

自分たちの生活に声を上げたり、人とつながりを持つことは普通のことだと

外見や宗教や性別が違っても同じ問題に対して結束できる

それが人間が築いてきた習性だ

 

これを後押しする組織を作り、次世代のリーダーを育てるために活動しています。

まさにオバマ氏らしい活動です。

 

さいごに

トークショーの最後にオバマ氏がレターマンにこう質問しました。

 「自分がラッキーだと思いますか?

 

名声を得ている人たちに会うと驚かされることがある

彼らはビジネスでも芸能界でも政界でも、自分が優秀だから成功したと信じている

.

私だって多少の才能はあるし努力もしているが

そんな人はいくらでもいる

私にはチャンスがあっただけ

 

 

オバマ氏のチャンスとは、ジョン・ルイス達の勇気など人々がこれまでに作り上げてきたものが偶然、背中を押してくれたからなのではないでしょうか。

勇気を出す人の背中を押し、押される

大切なことを教わりました。

 

ぜひ、Netflixで動画本編を見てみてください!

紹介はしませんでしたが、父親として頼りないエピソードなど彼の親しみやすい一面も見れますよ!