自分の仕事の価値を知りたいなら「ワイン」から学ぼう【ソムリエ直伝】
いきなりですが、お店で飲むワインがなんであんなに高いのか知っていますか?
自分の仕事の価値を高めるのに大切なことをワインを通じて、ソムリエから教えてもらいました。
大学時代、ビストロでアルバイトをしていたよしだし。
ある日、お店で売るワインのアドバイスをしてくれるソムリエの方からこんな質問がありました。
「よしだしくん、なんでお店で出すワインが高いのか分かる?」
「畑の格付けとか年数とか...質が高いからですか?」
「お店のワイン納品書を見てみて」
そこで見たのは、お客さんに提示している価格の3分の1で納品されているワインの数々でした。
「お客さんからこんな値段とっていいんですか!?」
「なんでそう思うの?」
「だって、この値段なら自分で買って飲む方が安いですよね」
「確かにそうだね。でも、お店でボトルワインを頼む人はたくさんいる」
「栓を開けたり、注いだりする手間賃として貰っているとか?」
「その自分の仕事は、3倍の価格に見合うだけの価値があるのかな」
そう言われたとき、ハッとしました。
今まで作業として行ってきた仕事は、その価値に見合ってないんじゃないかって。
単に栓を開けたりという作業だけなら、自ら問屋からワインを買ってきた方が価値に見合っているはずです。
ソムリエさんは、ワインの知識だけでなく栓を開けるのに時間をかけて期待感を膨らませたり、トーク力のために常にニュースを見て考えるそうです。
ワインを注ぐことにエンターテイメント性や体験を生み出して付加価値を高めているのです。
「ものを売るには、自分から価値を生み出すことが大切だよ」
ソムリエさんが言う価値を生み出すというのは、労働している時間や行為に対して支払われる価値ではなく自分が生産する価値のことです。
仮想通貨ブログでも有名なイケダハヤトさんも言っていました。
何度もいうけど、報酬は「我慢」の対価じゃないんです。
— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2017年12月14日
生み出した価値への対価ですよ。当たり前じゃないですか。
あなたは今日はどんな価値を生み出し、それで、いくら稼ぎました?
え?オフィスで我慢してただけ?
厳しいけど、それじゃ食っていけませんよ……。
自分の仕事への価格に見合う価値は、自分で生み出していくことが大切ですね。
もう世の中は、デスクに座っていればエスカレータ式に出世していく時代とはおさらばしています。
仕事=価値を生み出す
これを意識して自分の仕事を見直すと、まだまだ生み出せることに気づかされるよしだしでした。